12/7 全国監査委員の会長に就任

   

■ 東京都公式ホームページ

議会報告

2007年3月6日 平成19年度_予算特別委員会(第5号)-1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

【11】
◯こいそ(明)委員
ものづくりを体験しながら、児童生徒が自立心、倫理観や相互扶助の精神を習得し、さらに高専、大学院に進学して技術者を志していく、これは全国で初めての試みとのことであります。
  このような先駆的なキャリア教育を東京から発信して、全国を引っ張っていく意気込みで推進していくことを強く要望いたします。
  キャリア教育を進めていく上で、パソコンや校内LANなど、IT関連の環境整備は非常に重要です。また、IT環境の整備は、地震などの災害時に避難者等の支援へ活用するなど、地域社会にも役立つものと考えます。環境整備に向けた一層の努力に期待するものであります。
  ところが残念なことに、都立学校では、他の道府県と比べてどうもおくれている状況にあるようであります。教育の情報化について、教育庁内で検討委員会を立ち上げ、議論を行っているとのことでありますが、都立学校におけるIT関連の環境整備にこれまで以上に力を入れて取り組む必要性があると考えますが、所見を伺います。
◯中村教育長
情報教育を進めていくためでなく、ご指摘のように、都立学校の場合は住民の避難場所に指定されておったり、それから帰宅困難者の支援ステーションという位置づけにあります。そう
いった災害時の避難者への支援等に活用するためにも、都立学校におきましてIT関連の施設設備を 充実させていくことは極めて重要であるというふうに考えております。
  現在、すべての都立高校にコンピューター教室を設置しますとともに、高速インターネットへの接続も行っております。また、校内LANにつきましては、現在、約40校に整備し、今年度も引き続きその整備に努めております。
  しかし、ご指摘のとおり、他府県に比べましてIT関連の環境整備が極めておくれているのは事実でございます。都立学校のIT環境が全国のトップレベルとなるように、庁内に設置した検討委員会で検討を始めたところでございますが、今後精力的に検討を進めまして、IT環境を一層充実させるための整備のあり方を早急に取りまとめ、具体化に向けて取り組んでまいります。
◯こいそ(明)委員
環境整備に向けた一層の教育庁の努力に期待するものであります。
  次に、去る二月二十七日、最高裁において、小学校の入学式で、校長の職務命令に従わず、国家斉唱時、ピアノ伴奏を拒否して処分を受けた教員が、ピアノ伴奏の強要は、思想、良心の自由を保障した憲法に反するとして処分取り消しを求めた訴訟で、教員側敗訴という当然ともいうべき最終判断が示されました。
  この判決を待たずとも、我が党がこれまで再三主張してきたとおり、そもそも全体の奉仕者である教育公務員には、法令等に基づき、子どもたちに国歌・国旗を尊重する態度を育てる責務があるのです。にもかかわらず、訴訟まで起こしているといった実態が理解できません。 このような主張はまさに通らないわけでありますけれども、今回、日本の司法府を統括する最高裁という司法の場で明らかに判断が下りました。教育公務員は全体の奉仕者として、思想、良心の自由も、職務の公共性を理由に制約を受けるものです。このことは極めて当然なことであります。
  さて、ことしもいよいよ卒業式シーズンを迎えますが、東京都教育委員会は、この最高裁判決を重く受けとめて、学校教育のさらなる適正化を強く要望するものであります。
  次に、オリンピック及びパラリンピックの招致において重要な、文化振興の問題について伺います。
  文化の面で高いポテンシャルを開花させ、国内外に向けて魅力を発信していく必要性があります。都は新たに東京芸術文化評議会を設置いたしましたが、その顔ぶれは、各界を代表し、かつ今なお現役で活躍されている方々であります。
  知事は、この評議会を活用して東京の文化振興をどのように進めていくのか、所見を伺います。
◯大塚病院経営本部長
心神喪失者等医療観察法の施行後、重大な他害行為を行った精神障害者に対しまして、入院中の専門的な手厚い医療と退院後の継続的な医療が提供されることとなりました。
  この法律に基づく専門病棟の設置は、国公立の精神科病院に限定されておりまして、提供する医療も行政的医療の性格が極めて強いことから、この法律に基づく医療は都が担うべきものと考えております。
お話しのとおり、松沢病院はこれまで、130年にわたって専門性の高い精神科医療を提供し続けてきた実績を有しており、都民の信頼も厚いものがございます。こうしたことから、新たに整備する精神医療センターにおきまして医療観察法に基づく医療を提供していくことは、東京都として当然果たすべき責務であるとともに、精神科医療の拠点としての、このセンターへの都民の期待にこたえるものでもあると考えております。
◯こいそ(明)委員
次に、都立豊島病院の東京都保健医療公社への移管に関連して伺います。
  保健医療公社、これまで都から三病院を受け入れてきて、豊島病院を加えると、公社病院全体の病床数は2100床、職員数も2300名を超え、都の監理団体の中で最大規模の団体になりました。こうした急激な組織の拡大に対応しながら、地域医療のシステム化を推進するには、公社の財政基盤の確立だけではなくて、本部機能の充実など、体制強化が必要ではないでしょうか。
  そこで、公社が推進している地域医療のシステム化の取り組みについて、公社本部の体制強化も含めて、都はどのように支援していくのか、伺います。
◯石原知事
東京芸術文化評議会には、我が国が世界に誇る当代の第一人者が各界から出そろったと
思います。今後、世界を視野に入れた文化戦略や、オリンピックに向けた文化施策などについての議論をいただいて、実現していきたいと思っております。
  広範かつ多面的な議論が展開され、異なる視点や着想によって、斬新またかつ独創的な提言をいただくことを期待しております。
  都は、この提言を踏まえ、東京の芸術文化を発信し、世界の中で確固たる存在感を示していきたいと思っております
◯こいそ(明)委員
東京の文化を世界に発信するためには、その拠点の整備が求められます。特に、上野公園には文化施設や歴史遺産が集積し、海外からの来訪者も多いことから、ここを文化の森と
して再生し、発信拠点としていく必要があるのではないでしょうか。
  我が国でも最多の年間三百万人近い入館者を集める東京都美術館について、今回創設するスポーツ・文化振興交流基金も活用して、新たな魅力を備えた美術館としていくことが必要と考えますが、所見を伺います。
◯渡辺生活文化局長
東京都美術館は、開館以来八十年の歴史の中で、美術団体等の公募展を通して、芸術家の輩出、育成に寄与するとともに、すぐれた企画展の会場として、多くの人々の鑑賞ニーズ
にこたえてまいりました。
  建物は、建築家前川國男氏の設計によるもので、上野公園と調和したたたずまいが親しまれてきましたが、築後三十二年が経過し、施設設備の更新時期を迎えていることから、今回新たに創設する東京都スポーツ・文化振興交流基金を活用して、リニューアルを施すこととしております。今回の整備を機に、従来の公募展、共催展の枠を超えた、多様で魅力的なプログラムを導入し、東京の顔となる文化発信拠点としてまいります。
◯こいそ(明)委員
上野公園は、明治初期に誕生した日本で最初の都市公園の一つです。この歴史ある上野公園には、東京国立博物館や東京文化会館などの多くの文化施設があります。これら文化施設の集積を生かして、これまで公園の整備にどのように取り組んできたのか伺います。
  また続きますけれども、上野公園を世界に誇る文化の発信拠点とするためにも、国内唯一の文化施設の集積や公園の自然を生かした上野公園のグランドデザインが必要と考えます。今後どのように取り組むのか、あわせて伺います。
◯依田建設局長
まず、これまでの取り組みでございますけれども、上野恩賜公園は、江戸時代から庶民の花見や行楽の地としてにぎわい、明治時代には、我が国初の動物園である上野動物園や博物館などが設置され、現在も多くの人々が訪れる、我が国を代表する公園でございます。
  都は、歴史ある上野公園の魅力を高めるため、再生整備計画を策定し、平成9年度から、歴史的な景観に配慮した樹木の再配置、園路の段差解消などのバリアフリー化、海外からの観光客にもわかりやすい案内サインの設置などに取り組んでまいりました。
  また、都と文化施設とが連携し、国立西洋美術館の前庭の一般開放や、国立科学博物館前の広場の拡張により、文化施設周辺のアクセスを改善するなど、上野恩賜公園を訪れる人々にとって、より魅力ある公園の実現に努めてまいりました。
  次に、今後の取り組みでございますが、上野恩賜公園は、豊かな緑に文化施設が溶け込み、文化と自然が一体となった魅力を有しております。その魅力をさらに発揮するためには、これまでの再生整備の成果を生かし、上野恩賜公園が文化、観光の拠点となるよう、歴史や環境、にぎわいなどの視点から総合的に検討することが必要でございます。
  このため、学識経験者や文化施設の管理者、観光連盟など、地元の関係者で構成する検討会を平成19年5月に設置し平成20年度に上野公園グランドデザインを策定いたします。
  今後、この上野公園グランドデザインをもとに、上野恩賜公園を、文化と歴史が体感できる緑豊かな空間となるよう整備してまいります。
◯こいそ(明)委員
次に、最後になりますが、我が国の安危、安全と危機に係る問題について二点質問させていただきます。
  第一は、卑劣きわまりない北朝鮮による拉致についてであります。知事は、こんな悲劇はない、自国の国民を救わずして何が国家だと、こう明確に述べられております。まさにそのとおりだと思います。
  11月に都庁でパネル展が開催されましたが、その折、横田滋さん、そして早紀江さんご夫妻初め家族会の方々が、この都庁においでになられました。私たち議連もそこで対応したわけでありますけれども、その折、私たちは話し合いをさせていただきましたけれども、非常に謙虚で、そして非常にみずからを抑えるといいましょうか、そして私たちがその方々を見たときに、もう無力感というか、同胞をいまだ救えない、このもどかしさといいましょうか、この痛ましい現状に怒りを覚えたり、痛恨のきわみだと思ったり、いろんなことが錯綜いたしました。
  実は、昨日新聞で、この横田早紀江さんのことが書いてありまして、新潟の冬の空の下で、めぐみさんがいわゆる20年間拉致された中で、めぐみさんと元気なときに歌った歌が「おぼろ月夜」だったということで、いつも泣きながらこの歌を歌ってめぐみさんのことを思われたということなんですね。この苦しみから放たれるなら死んでしまいたいということ、この心情は、我々察するにまさに余りあることでありまして、こんなに、人道的といいましょうか、これだけそのつらい思いを、何の罪もない、ましてや当時はめぐみさんは13歳、そしてほかにも拉致された方々、特定失踪者としてさまざま、政府認定がされた方ありますけれども、まだまだ私たちは少ないと思っておりますけれども、その中で、やはりご家族及び当時若かった、20前後の、これからの将来を元気いっぱいに夢を持って生きようとする青年の、いわゆる男女の人生を根底から踏みにじってしまった。そして二十有余年と、この数十年の月日がたつ中で、いまだ、まだまだ消息さえも知らされない、奪還もできない事実。
  そしてその中で、私はちょっと、これまた読ませていただきましたが、なるほどなと思ってはいけないんですが、例の一時帰国がありましたね、曽我ひとみさん初め5名の。そのときに外務省は、このムードを盛り上げて日朝平和友好条約を締結しようと思っていたそうでありまして、そして政府はあの5人を帰そうとしたんですね。そして必死になってとめたのは、当時の官房副長官だった現在の安倍晋三総理であります。そして中山参与であります。この方々が頑張らなかったら、あの5人はまた戻ってしまった。要するに強盗のところに、人さらいのところに、また戻そうとしたこの外務省のやり方に対しては、憤りも何物も私はもう感ずるものはありません。
  いずれにいたしましても、せんだって知事もご歓談されたいわゆる拉致家族の方々とともに、知事は、(パネルを示す)そのパネル、知事の提案だそうでありますけれども、この中にも、いわゆる政府認定の拉致の田口さん、久米さんがおられます。そしてまた都の職員もこの中にいるんですね。48名だったかな。その中で、私どもとしては、東京に、いわゆる結婚された、仕事をされた、そしてまた学んだというその人たちが、もっと東京という中で、私は特別に何かこの失踪者に対する認定的なものはできないかと思ったところであります。
  いずれにいたしましても、知事、このパネル、このような知事の思いの中でできましたけれども、今後、この東京からの「東京へ、帰せ」と、この強烈な思いですね、ぜひこれからもお願いしたいと思います。改めて私は拉致についての知事の思い、お気持ちを聞かせていただきたいと思います。
◯石原知事
この委員会の中にも、かつては拉致などは絶対にないとおっしゃった方がいらっしゃるようでありますけれども、北朝鮮による拉致、誘拐については、私はインターポールのある高官と大分前に会ったときに、むしろ西洋人、ヨーロッパの人間でしたけれど、彼から、状況証拠からいったら相当な人がいなくなっているでしょうといわれて、改めて認識を強く持ち直したものですが、いずれにしろ北朝鮮による拉致、誘拐によって百人以上の同胞が連れ去られて帰ってこないのは、もう確かなことであります。
  前にも話しましたが、かつてセオドア・ルーズベルトのときに、アメリカ人の先生の一族がモロッコでシークに誘拐されまして、夫は殺され、ご夫人はハーレムに入れられた、それを聞いたセオドア・ルーズベルトが軍艦を送って即時に戦争を始めたという有名な話で、映画にもなりましたが、今やそんな時代ではございませんが、それにしても、あの閉鎖的な密室的な政治体制で、いまだにそれが存続している北朝鮮に、私たち同胞が拉致されたきり帰ってこないと、これはもう本当に国家の問題であり、私たち日本人全体の問題であると思っております。
  ゆえにも、そういうポスターもつくりました、直接北朝鮮の手にかかったかどうかわかりませんが、いずれにしろその疑いのある方々が東京から姿を消したというのは確かなことでありまして、これを取り戻す努力をどうしてよいか、まだ定かにわかりませんが、東京は東京なりにいろんな手を尽くしていくべきだと思っております。
       
       
〒206-0012 東京都多摩市貝取1449-1
電話:042-389-6300
FAX:042-372-8655
 
 
当ホームページの文章の引用・転載は厳禁です。画像の持ち出しは、一切禁止とさせていただきます。
Copyright(C)2007 a-koiso.com All Rights Reserved.